オンラインヘルプ Q&A /AKI-H8-LAN LAN開発ボードキット
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Q.0020 RTL8019ASのリセット端子(RSTDRV)について
A.0020 H8のポートを使用してリセット端子をコントロールして下さい。その場合ポートに負荷がかかるので、その端子に接続されているコンデンサーと抵抗は実装しないで下さい。
RTL8019ASのリセットはリセット端子をかえして行うハードウエアリセットとコマンドを与えて行うソフトウエアリセットがあります。
RTL8019ASが暴走した場合ソフトウエアリセットでどんな場合でも確実にリセットされるかどうかはマニュアルに載っていません。
Q.0021 16bit接続 (H8 ⇔ RTL8019AS)ができます。
A.0021 この基板は16ビット接続もできるように回路・基板ともに設計されています。
基板のハンダ面に集合抵抗(4素子、チップ、3216サイズ、抵抗値=0〜33Ω)を実装する所が2箇所あります。2つの集合抵抗を実装するだけで使用できます。
実装すると 8/16bitどちらも使用することができます。ソフトウエアは定義してあるレジスタのアドレス、データの初期値を16bitにする作業などが必要です。
Q.0022 WAIT接続 (RTL8019AS-IOCHRDY ⇔ H8-WAIT)ができます。
A.0022 RTL8019AS-IOCHRDY端子からのパターンまたはガーバー図を見て下さい、チップ抵抗を付けられる個所が2つあります。
1つは直列にH8へ(チップ1608サイズ、抵抗値=10〜33Ω)、1つはプルアップされています(チップ1608サイズ、抵抗値=10KΩ)。
使用する場合はソフトウエア上の注意が必要です、WAITやDMAは優先順位が高いのでその最中に割り込みをなどを受付けません。
タイマーで測定や出力する場合正確さが失われます。どちらの処理がより重要か判断する必要があります。
Q.0023 INT接続 (RTL8019AS-INTx ⇔ H8-IRQ)について。
A.0023 マイコンを使用した用途では通常処理の優先順があります、また別な要素としてゆずれるかゆずれないかという事があります。
特定の信号のサンプリングや一定時間毎に正確に信号を出す処理はその時を逃す事は許されません。
翻ってLAN関連の処理はデータが到達するまでの時間が決まっているわけでもなく、エラーが起こることやデータが失われることが前提で設計されています。
つまりLANの処理はゆずれるという事を意味します、特別な理由のない限りマイコンの空いた時間に処理できます。
Q.0024 インタラプトの端子を変更する INT4 ⇔ INT0 にする。
A.0024 基板上(ハードウエア)は INT0 端子の方が簡単にH8に接続できるようになっています、もちろん INT4 にへも接続できますが、
93C46の内容を変更することにより手軽にできます、用意するものは秋月電子のAKI-PICプログラマーです、下記の図を参照下さい。
基板上で行うには、配線パターンを追えばチップ抵抗を実装するところがあるので
INT4 に接続もできます。
Q.0030 サージ吸収用コンデンサー
A.0030 YCL-20F001Nに接続されているコンデンサーは実装しなくても動作はしますが、実装しないまま工場などのノイズの多い環境などで
使用した場合、サージがRTL8019ASを壊すことがあります、実験ではなく実際にこの基板を使用して稼動させるのでしたら、
回路図にもあるように高耐圧のコンデンサーを実装することをお勧めします。
Q.0100 基板のパターン設計について
A.0100 電源パターンについては、よく言われるくし型、1点アースなどセオリーを理解した上で、電流の流れを頭の中で想像しながら柔軟に引くことが大事です。
それぞれの部品の時間毎の電流特性を理解し、定常的に電流を消費するもの、瞬間的に大電流を消費するものなど色々あります。
現実的にそのパターンが優秀かどうかは基板上のパスコンを全て取り去って、許容電圧内で安定して動作するかどうか稼動試験するとよくわかります。
Q.0101 基板の2/4層基板の選択について
A.0101 ほとんどはコストの問題です、他の要素としてEMI(電磁波ノイズ)、2層では部品が載らない、2層では動作させることができないなどがあります。
このLANの生基板は単価数百円ですが、4層にすると ⇒ 単価2倍、納期2倍、初期費用2倍になります。
EMIは工場とかで使用し、電磁波シールドのないケースに納める場合 4層がよりいいでしょう。使用する用途に大きく依存します。
※改造は回路や動作を理解した上で自己の責任のもと行ってください。
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2003/07/01